速度計に関する調査資料(海軍)未完成


計 器 計 表示目盛(×10ノット) 用 途 最高速度 巡航速度 整理統合 使 用 機 種
1号速力計1型 0〜16 操縦及び偵察用 速度計1型
1号速力計2型 0〜30
(外0〜20、内20〜30)
戦闘機用 200ノット以下 廃止? 零式観測機11型199(110)、96式戦各型
1号速力計3型 0〜30(外0〜16、内16〜30) 操縦及び偵察用 速度計3型 93中練零戦紫電雷電彗星
1号速力計4型 0〜12 初歩練習機用 120ノット 速度計4型 紅葉、93中練、90式・零式水上初歩練等
速度計3型 0〜30
(外0〜16、内16〜30)
操縦及び偵察用 200ノット〜 〜160 強風11型262(200)、98式陸偵11型253(160)
天山11型251(180)、1式陸攻11型231(170)
99式艦爆11型211(160)、零式水偵11型甲203(120)
東海銀河97式艦攻94式水偵 零観零輸送
速度計3型改1 0〜40
(外0〜20、内20〜40)
操縦及び偵察用 〜200 紫電改330(200)、晴嵐256(160)(後)、彩雲
速度計3型改2 0〜45
(外0〜24、内24〜45)
操縦及び偵察用 300〜 〜240 烈風339(225)、晴嵐256(前)
彩雲11型330(210)、震電405(240)
速度計3型改3 0〜43
(外0〜18、内18〜43)
操縦及び偵察用 400以上 閃電410、景雲400(250)、橘花362?秋水500
速度計4型 元1号速力計4型 初歩練習機用
速度計5型 存在の可能性有(細部不明) 秋水500
速度計6型 0〜60 桜花362
例: 紫電改330(200)は紫電改の最高速度330ノット、巡航速度200ノットの意味


※ 同じ計器でありながら、14年7月には「1号速力計3型」と呼称し、15年4月には「速度計3型」となっていることから、昭和15年頃から名称が変更されたようだ。
  この時期から速力計から速度計に名称も変更している。
  しかし、1号速力計3型使用機に零戦(12年試作開始)、紫電(16年試作開始)、雷電(14年試作開始)、彗星(13年試作開始)とあるが、これは設計図又は初期

  の取扱説明書からの抜粋されたのだろう。
(各専門雑誌に掲載されている使用計器)
※ 1号速力計1型は速度計1型に、1号速力計2型は速度計2型に、1号速力計3型は速度計3型に、1号速力計4型は速度計4型に変更されたのだろうが、速度計
  2型については現在まで使用機が確認されていない。整理統合で廃止されたのかも知れない。 その機種は3型を使用
※ 速度計6型は桜花が使用しているため、速度計5型が存在した可能性は高いが使用機については確認されていない。
※ 3型改2(0〜450ノット)と3型改3(0〜430ノット)とは表示目盛が逆で、3型改2(0〜430ノット)、3型改3(0〜450ノット)ではないか?