木製(合板)計器板 |
※ 昭和18年12月、立川飛行機にキ−106の設計が命じられた。 ※ 昭和19年9月に1号機が完成した。 ※ 立川、王子、呉羽で製作を開始、敗戦までに試作機を含め、計10機が完成した。 ※ 王子製紙では江別工場での製造を開始し、終戦までに3機を完成させている。 ※ 札幌丘珠飛行場(54戦隊(1式戦装備))で数機(4機)その姿を確認されている。 ※ また、終戦後、立川にあった4機のキ−106がアメリカ本土に渡っているが、その後廃棄 処分されて、現存する機体はない。 |
※ キ−106の計器板は、一部の計器追加が見られる他、基本的には4式戦1型甲と同じ。 ※ その後、4式戦は縦型に簡素化されているにも関わらず、キ−106は複雑な計器板をそ のまま使っている。おそらく一枚物の合板と推測する。 |
参照HP:「北海道開拓記念館」、「王子製紙江別工場」、その他 |
計 器 名 | 型式 | 備 考 | 計 器 名 | 型式 | 備 考 |
羅針儀 | 3式 | 油温計 | 1式 | ||
水平儀 | 98式 | 油圧計 | 4式 | ||
旋回計 | 98式 | 燃料計 | 97式 | ||
速度計 | 3式 | 燃料圧力計 | 1式 | ||
高度計 | 3式 | メタノール圧力計 | 1式 | ||
昇降計 | 3式甲 | 酸素流量計 | ○ | ||
時 計 | 100式 | ||||
回転計 | 100式 | ||||
吸入圧力計 | 2式 | ||||
シリンダ温度計 | ○ | ||||
排気温度計 | 98式 | ||||
参考資料 |
凡例 ○: 装備されているも型式等不明