30 航研機が使用した計器


Photo: Yokokawa Yuichi
※ 不鮮明な写真から作画したもので、一部計器自体の型式不明なものもあったが、あえて
 挑戦した。この画像作成には1ケ月以上の日数を要しているが、このサイズの画像からは
 残念ながら努力の跡は認められない。
※ スペイリー式自動操縦装置、高度計、速度計、シリンダー温度計及び回転計は新たに
 作成したもので、実際は、500から2000ピクセルの大きさがあり、目盛の一つ一つまで
 作成したものです。

※ 右側計器板には航法関係計器、中央には自動操縦装置と回転計、左側計器板には
 発動機関係計器が確認できる。 素人目にも分かり易い配置となっている。

※ 和洋折衷ならぬ、陸海折衷?


計 器 名 型 式 備   考
自動操縦装置 ス式自動操縦装置 海軍仕様 米国製スペイリー自動操縦装置
羅針儀 1号 陸軍用
高度計 型式不明 海軍用 0〜5000m目盛の高度計
昇降計 1型 海軍用
速度計 型式不明 陸軍用 0〜300km/h(低速機用)
旋回計 型式不明 陸軍用?(解明できず。)
シリンダー温度計 型式不明 陸軍用 0〜360度
燃料計 型式不明
油圧計 型式不明 陸軍用
作動油圧力計 型式不明
油温計 型式不明 0〜130度
圧力計 型式不明
燃料圧力計 型式不明 陸軍用 0〜・6
型式不明 海軍用 0〜・5
時 計 93式 陸軍用
回転計 型式不明 陸軍用 0〜2200回転
吸入圧力計 1号2型 海軍用
始動スイッチ 海軍用
参考資料 ※ 「航研機」世界記録樹立への軌跡 富塚 清 著(三樹書房)
※ 「研究機開発物語」秋本 実 著(光人社)

凡例  ○: 装備されているも型式等不明