37 100式輸送機が使用した計器

※ 昭和15年、97式輸送機の後継機として、97式重爆を改造した輸送機を採用した。
   大戦中、三菱において500機程度製造され、陸軍の主力輸送機として活躍した。
※ 上は、100式輸送機の左右の計器板で、実物写真を参考に3DCG化したもの。
※ 97式重爆と異なり、右が操縦席、左に副操縦席があった。
100式輸送機(初期生産型)
※ 公表されている100式輸送機の写真等を基礎に3DCG化したもの。
※ 初期生産型とした理由は、排気温度計、滑油圧力計、燃料圧力計等が単針用の計器を使って
  いるため。多くの航空機は後に双針用計器に変更されている。
船津3D工房にて復元
100式輸送機(後期生産型)
※ 実物写真を参考に推定による3DCGである。
※ 後期生産型としたのは、2個ある単針用計器を双針用計器に置き換えている。
※ しかし、疑問残る所は計器銘板に「排気瓦斯計」があったこと、多くの航空機は
  この排気瓦斯計から排気温度計に取り換えていたためである。
※ 推定の域を超えてしまうが、この計器板が民間型仕様だった可能性もある。
3DCG作品 一部不明な個所があるため未完成
計 器 名 型 式 備 考
人口指向器 ○型式なし
水平儀 98式
旋回計 98式
速度計 98式 Aタイプ
高度計 97式
昇降計 95式2型
回転計 98式
排気ガス計 2型
シリンダ温度計 ○型式なし
燃料圧力計 95式
油圧計 94式
油温計 98式
参考資料

凡例  ○: 装備されているも型式等不明