97式艦上攻撃機3型計器パネル |
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No. |
計 器 名 |
備 考 |
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No. |
計 器 名 |
備 考 |
1 |
1号吸入圧力計2型 |
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15 |
1号シリンダー温度計指示器123型 |
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2 |
1号速力計3型 |
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16 |
1号排気温度計指示器123型 |
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3 |
旋回計2型 |
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17 |
真空計1型 |
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4 |
昇降度計1型 |
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18 |
燃料選択レバー |
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5 |
航路計1型 |
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19 |
〃 |
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6 |
電路接断器 |
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20 |
燃料計 |
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7 |
2号耐寒油圧計 |
双針 |
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21 |
燃料タンク選択レバー |
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8 |
2号回転計3型 |
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22 |
〃 |
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9 |
精密高度計2型 |
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23 |
燃料計 |
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10 |
92式航空羅新儀2型 |
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24 |
脚信号燈 |
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11 |
定針儀1型 |
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25 |
フラップ位置指示器 |
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12 |
水平儀1型 |
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26 |
1号作動油圧力計2型指示器 |
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13 |
前後傾斜計2型 |
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28 |
〃 |
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14 |
1号油温計
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28 |
大気温度計指示器 |
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(2010年4月20日修正) |
97式艦上攻撃機3型操縦手席 |
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2010年4月17日 |
2011年2月1日(2010年5月6日版を修正) |
97式艦上攻撃機3型コックピット |
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2010年6月14日現在 未完成 |
97式艦上攻撃機3型偵察手席 |
1式空3号無線帰投方位測定機 |
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↑@ループアンテナ ↓D受信機 |
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2010年5月11日現在 未完成 |
2010年5月11日 |
@ |
1式空3号無線帰投方位測定機用ループアンテナ |
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E |
偵察手席配電盤 |
A |
航空羅針儀1型改 |
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F |
1式空3号無線帰投方位測定機(受信機)(管制器) |
B |
ループアンテナ回転器 |
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G |
90式爆撃照準器 |
C |
計器板(速度計・高度計・飛行時計装備) |
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H |
爆弾投下装置 |
D |
1式空3号無線帰投方位測定機(受信機) |
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- |
偵察員席には上記の器材が装備されていたのは判っているが、配置については不明確である。
残念ながら推定で制作した。詳しくご存じの方にはご教授願いたい。 |
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97式艦上攻撃機3型通信手席 |
97式艦上攻撃機3型偵察手席(電探装備) |
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無線には零戦の復元に使用した96式空1号無線機である。97式艦攻撃は96式空3
号ではあるが、近日には制作する予定である。
機体後部にロケットのように見える物は信号燈で4発装備していた。 |
電探装備の場合、90式爆撃照準器、爆弾投下装置及び帰投方位測定機を取り除く。
電探はかなりのスペースを必要としていたため、偵察手の入るスペースが非常に狭い。
広範囲に敵索をするため、帰投方位測定器は必要な器材であるため別の方法を使用していた
と思われるが、今現在は検討がつかない。中央上部の計器は航空羅針儀1型改である。 |
2010年5月12日現在 未完成 |
2010年5月8日現在 未完成 |
※ 偵察手(員)席
中央からやや左側に90式1号爆撃照準器を設置する。照準器右前に爆弾投下装置、その前方に未制作ではあるが、偵察席計器板、ク式空3号無線方位測定機
方位探知管制器、ループアンテナ、同操作レバーがある。その他には直流変圧器、着艦フック巻上レバー、作動油タンクがあった。
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※ 通信手(員)席
通信手席は96式空3号無線機及び92式7.7mm機関銃まで制作、今後の制作予定としては通信手席、垂直アンテナ、電鍵、後席配電盤、長周波延長線輪、無線
電源接続箱等である。
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ランダムに制作しているように思われるだろうが、各搭乗員のブロック毎に区分し制作した方が私自身は分かりやすい。
判明している箇所を個別に制作し、最後に3ブロックを組立てる方法である。
参考にしている写真等には写っていない箇所をどう表現するかまでは考えていない。
以外と模型の組立説明図は詳細までは判りにくいが、概略の位置と形状は大いに参考となった。 |
制作段階で3式空6号無線電信機4型(電探)がどこに設置されていたのかが判明していない。
予想設置場所@:通信手席 96式空3号無線機の場所に設置する。問題点: 無線機が使えない。レーダーで捕捉した目標情報を送れない。
予想設置場所A:偵察手席 ク式空3号無線方位測定機の場所に設置する。 問題点: 爆撃照準器・爆弾投下装置を取り除かないと設置できない。
2案考えたが、最終的にはA偵察手席に設置したと考える。
電探設置のためク式空3号無線方位測定機、爆撃照準器及び爆弾投下装置を取り除き、通常の偵察員ではなく電探専門の要員を搭乗させたものと考える。
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左側コンソール |
90式1号爆撃照準器 |
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2010年5月5日現在 |
2010年4月28日 |
3式空6号無線電信機4型(送信機及び受信機) |
名 称 |
3式空6号無線電信機4型 索敵用電探レーダーH-6(電探) |
用 途 |
大型機用(対艦船・哨戒・索敵) |
実戦配備 |
昭和17年8月 |
波 長 |
2m |
尖頭出力 |
2KW |
測定方式 |
最大感度 |
最大有効範囲 |
船舶:100km、飛行機:70km |
最小有効範囲 |
3km |
精度(誤差) |
距離:5% 方向:3度 |
製造会社 |
日本無線 川西航空機 |
製造数 |
約2000台 |
重 量 |
110kg |
使用機種 |
2式大艇・1式陸攻・銀河・月光・97式艦攻・その他単座攻撃機・水偵等 |
H-6は、昭和17年夏に実用化され、高度4000m以下で使用した。
1万トン級以上の艦船では80km、飛行機の編隊では正面50km、真横で60kmからの捕捉
が可能とされていた。
しかし、目標情報には方向・距離・高度が必要でH-6では距離のみが画面上に表示される
だけであった。方位を知るためには機首の向きを変えながら判断する必要があった。
目視で捜索するよりは進歩しているが成果は著しく少なかったと思われる。
H-6は日本無線三鷹工場で主に生産され、後に上田工場でも量産された。
また、川西航空機でもH-6を少数生産したようで、後に小型機用の電探FK-3を100台程
生産している。このFK-3は陣風のモックアップ(実大模型)写真にそれらしい物が写っている。
どちらも川西製であることから絵空事ではないような気がする。
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復元しようとしている97式艦上攻撃機3型は、昭和19年6月18日にサイパン島アスリート
飛行場で捕獲されたKEB-306号機である。
コックピット等の詳細写真が残っている。本来97艦攻は3座(操縦手席・偵察手席・無線手席)
であるが、捕獲97艦攻は中央の偵察手席を取り払い電探を載せた形跡がある。
そう思えるのは私だけだろうか。 |
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2010年5月8日現在 |
92式7.7mm機関銃 |
1式空3号無線帰投方位測定器(管制器) |
航空羅針儀1型改 |
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2010年5月1日 |
2010年5月7日 |
2010年5月7日現在 |
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参考資料 |
1 website「船津航空計器博物館」
2 日本海軍航空隊 軍装と装備 佐藤繁雄/佐藤邦彦
3 Japanese cockpit interiors part1 Monogram Robert C.Mikesh
4 Japanese aircraft interiors 1940-1945 Robert C.Mikesh
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5 資料「海軍航空用計器装備標準」
6 丸メカニック
7 世界の傑作機
8 その他website |
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