アイヌ1345 (擦文文化〜アイヌ文化)
桂甲をまとった樺太アイヌ
桂甲をまとった樺太アイヌ
資料: 北海道大学北方資料データベース
桂甲をまとったアイヌ戦士
桂甲(革甲冑)をまとったアイヌ族長
2008年9月7日 2017年4月24日
(新資料に基づき修正)
樺太アイヌ伝来の桂甲

樺太アイヌ伝来の甲冑は桂甲か
樺太アイヌ伝来の甲冑は、戦前、サハリンで2領見つかっている。
現在、1領は東北大学に、あと1領はサハリン州立郷土博物館に保管されているそうだ。
様式は、古代日本の桂甲に似ている。他ではチベットの桂甲にも似ている。
材質はアゴヒゲアザラシ皮を利用したのもで、各種の板は小札に漆塗りしたものではなうだろうか。
全ての材質がアゴヒゲアザラシ皮を利用したのもであれば、革甲となる。

樺太アイヌ伝来の甲冑はアイヌ民族独自のものか
革札であれ小札(鉄片)であっても強度を増すために漆を塗るのが常套手段である。
北海道が漆の産地と言うのは聞いたことがない。また、アイヌ民族は漆器を家宝として珍重してる。
漆の木や技術があれば、当然、自分たちで漆器を作っているはずである。


樺太アイヌ伝来の甲冑は日本の桂甲
である。

推  測
1 和人が作った。 ○ 蝦夷地に和人は少数いたが、甲冑を作れる者がいかた疑問である。
2 和人が作った物をアイヌ
 民族が修理し使った。
◎ 奈良・平安時代に蝦夷征伐として大量の武具等が東北地方に保管されていた。
 不要になった甲冑は回り回ってアイヌ民族に渡った。
 甲冑の修理程度ならば可能であったものと推測する。
3 アイヌ民族が作った。 △ 見よう見まねである程度の物は作れるが、樺太アイヌ伝来桂甲までには至らない。
 一番重要なのはアイヌ民族が桂甲を作ったのならば各地遺構で発見されているはず。

もう一つの元寇
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