航研機の計器板を復元する。



計器板
No. 計 器 名 備 考
点火開閉器 海軍用
羅針盤(1号) 陸軍用
高度計 型式不明
昇降計(1型) 海軍用
速度計 型式不明
旋回計 型式不明
自動操縦装置(ス式) 海軍用
回転計 型式不明
操舵連動装置 海軍用
10 真空計 -
11 燃料油圧計 型式不明
12 滑油油圧計(94式) -
13 滑油温度計 -
14 作動油圧力計 型式不明
15 燃料油圧計 型式不明
16 航空時計(93式) 陸軍用
17 シリンダ温度計 型式不明
18 燃料注射ポンプ
19 吸入圧力計 海軍用
20 酸素流量計 -
※ ス式とは、スペイリー式自動操縦装置のことで、輸入またはライセンス生産されていた。
   航研機ではライセンス生産された自動操縦装置を取り付けられていた。

※ 右側計器板には航法関係計器、中央計器板には自動操縦装置関係と回転計、左側計器板には発動機関係計器が確認できる。 
   素人目にも分かり易い配置となっている。

※ 取り付けた計器は、陸軍用・海軍用とさまざまである。型式不明の計器は民間用計器の可能性が高い。
※ 14は写真でガラス面が反射しているため計器の特定ができていないが、計器の種類を確認した結果、作動油圧力計ではなかったかと推測している。
2011年7月26日
参考資料
 1 「航研機」世界記録樹立への軌跡 富塚 清 著(三樹書房)
 2 「研究機開発物語」秋本 実 著(光人社)
 3 website「船津航空計器博物館」他 

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