製造番号を読む

  一般によく言われていることに、防諜の意味も含め、航空機等の製造番号は、それ自体が実際の製造数と異なっている。
  航空計器についても同様のことが言えるのか、その製造番号を正しく言える者はいなくなってしまっている。
  私も、ずいぶん前から不思議に思っていたが、誰もその疑問に答えてくれる者がいないため、自分で解明することにしたが、
十数年やっても疑問は解けなかった。やはりデータが不足していることが作業が進まない一番の原因なのだろうか。
  下記はいままで調べた内容(一部独断と偏見)であるが、誰か的確な回答をいただけないだろうか。

1 陸軍航空機編   2 海軍航空機編   3 陸軍計器編   4 海軍計器編


 旧日本軍陸海軍計器及び航空機以外の銘板の読み方について

区   分 番   号 解   説
航空機の型式の場合 B6N2 B:機種名、6:6番目、N:会社名、2:型式
エンジンの場合 AE2A A:会社名、E:種類、2:2番目、A:形式(改造)
21345 21:「榮」21型、345:製造番号(中村勝治氏の説による。)
型式:製造番号の順
落下傘の場合 1612859
(1式落下傘(特型)の
製造番号(銘板))
16*****: 昭和16年製造
17*****: 昭和17年製造
**12***: 12=1式落下傘(特型)の分類番号
1712434
(同上)
****859: 製造数859番
****434: 製造数434番
年号:型式:製造番号の順
Ju87の場合 0870119 087:機種Ju87
119:製造番号(119号機) 
自衛隊機の場合 82−7807 8:納入年度(1958年)
2:型式(戦闘機)
7:機種(F86セーバー)
807:納入番号(807号機)
その他 30001005 3000:東京ベアリング
1005:製造番号 又は製品名・製造番号
会社名、製品名、製造番号の順